ちゅらデータには、沖縄への移住をきっかけにデータ分析の道へ飛び込んだメンバーが多く在籍しています。今回紹介するのは、2019年1月に入社したKannoさん。前職のシステムエンジニアから一念発起してデータサイエンティストへとキャリアを転換し、沖縄移住から6年以上が経つ今、プロジェクトマネジメントや研修講師、若手メンバーのメンターとしても活躍しています。これまでの歩みと仕事へのこだわり、そしてこれから注力したい生成AI領域について語っていただきました。
Kanno|データサイエンティスト|2019年1月入社
都内の大学院を修了後、ソフトウェア開発会社に就職し、常駐SEとして大手通信会社向けのWebアプリケーション・モバイルアプリケーションの開発に従事。常駐先のビッグデータ・機械学習PoC担当に選ばれたことをきっかけに分析の面白さに目覚め、2019年1月にちゅらデータへ入社し、沖縄へ移住。現在はデータ分析プロジェクトのPM・分析者を担う傍ら、研修講師やアドバイザリー、若手メンバーのメンターも務める。
視野が広がった、社内PoCでの2年間
前職では常駐SEとしてプログラム開発を担当していましたが、社内でビッグデータや機械学習が話題になり始めたころ、個人的に興味を持って勉強会やテックイベントに参加し、周囲にもその面白さを話していました。そうした発信がきっかけとなり、上司から声をかけてもらう形で社内PoCの担当にアサインされました。
それまでは担当するいくつかのシステムのことを考えていたのですが、他部署のシステムやインフラの課題、データに触れる機会をもらえたことで、視野がぐっと広がりました。
2年ほど分析者として携わる中で、「これを本業にしたい」「もっと学びたい、スキルをつけたい」という思いが次第に強くなっていきました。データ分析に特化していて、先進的な取り組みをしている会社への転職を考えるようになり、勉強会やエンジニアの交流会に参加しながら情報収集をしていました。
そんな情報収集を続けていた時期に、思いがけない形で転機が訪れます。
石垣島の思い出が導いた、沖縄移住という決断
そんなある日、妻から「こんなのがあるよ」と紹介されたのが、沖縄県内のIT・Web業界に特化した「ITキャリア沖縄」という転職イベントでした。
なぜ妻がそのイベントを教えてくれたのか。実は、沖縄は私たちの新婚旅行の場所だったんです。2人で石垣島を旅して、「過ごしやすくていいね」「また行こう」なんて話していました。私たちにとって沖縄は、思い出深くてお気に入りの場所だったんですよね。
とはいえ、2018年7月に実際にそのイベントへ参加したときは、まだ移住を現実的に考えていたわけではありません。正直、当時はデータ分析をみっちり学べる環境が沖縄にあるとは想像していなくて「参加してみようかな」くらいの感覚でした。でも、そこで予想に反して、思わぬ出会いがありました。
会場では、データ分析を事業の中心に据えている会社が少なく、ちゅらデータは目立つ存在でした。社長の真嘉比さん自らブースで会社紹介をしていたことも印象的でしたし、実は前職時代に参加した別の展示会で、当時の親会社であるDATUM STUDIO株式会社(2026年10月の経営統合により、現在は株式会社RONNABYTEへ社名変更)を見かけていたこともあり、「知っている会社の関連会社」として安心感がありました。
当時のちゅらデータは社員十数名の受託分析専門会社でした。そうした会社の規模感も、今の自分には合っているように感じられたのを覚えています。
入社を検討する中で、PyConでちゅらデータのメンバーが登壇しているのを見たり、選考中に懇親会に参加させてもらったことで、働くイメージが湧いたのも最終的な決め手となりました。
沖縄移住には給与、車社会や新たなコミュニティへの不安といったいくつかの懸念もありましたが、実際は前職より給与も上がり、メンバーと飲みに行ける関係も築けたことで、不安は自然と解消されていきました。

業務理解が、分析の精度を決める
入社後まもなく携わったのが、ホテルのレベニューマネジメントシステムのための分析プロジェクトでした。与えられたデータを元に予測モデルを構築し、分析結果をまとめることを想定していましたが、実際は違いました。
お客様側の分析者と一緒に沖縄のホテルを一軒一軒まわって、現場の担当者に直接話を聞くところから始めました。受領したデータだけを見ていても、欠測値や外れ値の発生のメカニズムがわからないことがあります。このプロジェクトでも現場に行って業務を理解し、あるいはドメインエキスパートのアドバイスを聞くことで、その欠測理由がわかり、適切な前処理を進めることができました。業務理解やデータの発生の理解がデータ分析に重要であると実感した経験でした。
この姿勢は今も変わっていません。製造業のお客様の案件では、現場の機器をビデオ会議で見せてもらったり、有識者へのヒアリングや関連書籍での学習を重ねたりしながら、業務理解を深めることを大切にしています。
業務知識やシステムの理解が浅いと、そもそも分析が刺さりません。準備不足で想定していたデータがなかったり、形式が違ったりして、当初の見積もりを超えてしまうこともあります。そうした反省から、お客様の課題理解とあわせて「データの確認フェーズ」をプロジェクトの中にしっかり組み込むようにしています。
PMとして、メンターとして
現在はデータ分析プロジェクトの管理・分析、研修プロジェクトの講師、アドバイザリ業務に加え、若手・中途メンバーの1on1やOKRサポート、データサイエンティストのグレード評価の面談・フィードバックも担当しています。
最初に携わった案件が長く続く中で、新人メンバーの参画を提案したことがきっかけでPMの立場になりました。とはいえ、新人も積極的にタスクをこなし、フィードバックを前向きに活かしながら成長していくタイプだったので、管理らしいことはほとんどしていません。お互いの分析をレビューし合える、良いチームメンバーです。お客様も新人教育に協力的で、分析レビューやアイデアの壁打ちに付き合ってくださったことに感謝しています。
ちゅらデータには「アサイン公募」という、興味のある案件に自ら手を挙げられる制度があります。私自身は真嘉比さんから直接声がかかることも多いのですが、初めて研修講師を担当したのも、毎週金曜に開催される全体定例会でのアサイン募集に自ら手を挙げたことがきっかけでした。
研修経験はなかったのですが、大学時代に家庭教師やプログラミング講師をやっていた経験があったので、やれそうだと思ったんです。今年も、データサイエンティスト以外のメンバーが2〜3名、初めてTA(ティーチングアシスタント)として研修に参加してくれました。データエンジニアやシステムエンジニア、入社したばかりのメンバーも含めて、誰でもチャレンジできる良いきっかけになる制度だと思います。

成果を分かち合える瞬間こそ、仕事の醍醐味
研修やアドバイザリで扱った内容を、お客様自身が自部署で応用し、スキルトランスファーを実践しているという報告を受けたときは、人材育成に携わる者として特にうれしく感じます。
分析の内容が実務に適用されて、改善の成果が出た、あるいは出る見込みだという報告を受けたときは、やはりやりがいを感じますね。
社内では、他のメンバーが担当する案件の成果を聞く機会も多く、それが日々の刺激になっています。前職では周りにデータ分析の担当者が少なかったのですが、ちゅらデータには様々な専門性を持つデータサイエンティストが多く在籍しており、案件の成果を聞くたびに学びがあります。
真嘉比さんについては、お客様の高度な要望に対しても、即座に、説得力を持って応えられている姿が印象に残っています。チームメンバーについても、率直なフィードバックをもらえて、様々なアイデアを持ち寄って議論できる関係を心地よく感じています。
移住してからの暮らしと、これから
移住した当初はオフィスと住まいが近く、子育てやプライベートの時間を十分に取れました。今はリモートワークが中心なので、オフィスから離れて暮らしていても両立できていると感じます。家族との時間を大切にしながら、自分の専門性を磨き続けられる環境が、今の働き方を支えています。
今後については、生成AI領域への注力を考えています。これからは生成AIを中心に、新しい技術をキャッチアップしながらお客様の課題解決を支援していきたいです。特に製造業では、人からロボットへの置き換えが進んでおり、AIとロボットを組み合わせる“フィジカルAI”の領域にも強い関心があります。話題になった手法や最新のモデルを試して、お客様の要望に応える形で分析業務に適用できないか模索し続けられる環境は、ちゅらデータの良いところだと思います。
自分自身の専門性や好奇心を大切にしながら、お客様やチームメンバーと協力して課題解決を行える方と、一緒に働きたいですね。

最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ちゅらデータには、業種や職種の垣根を越えて、現場に飛び込みながら学び続けるメンバーが集まっています。データの向こう側にある「現場」を大切にしながら、お客様とともに課題解決に挑みたい方にとって、きっとやりがいのある環境です。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアル面談の場でお話ししましょう。
この記事は、AI文章校正ツール「ちゅらいと」で校正されています。