ちゅらデータで活躍中の社員の仕事観、キャリア観にフォーカスを当てるインタビュー。今回紹介するのは大手電機メーカーからネット系メガベンチャーを経て入社した、シニアデータエンジニアの田代学さんです。ギルドマスターとして後進の育成にも熱心な田代さん。データエンジニアとしてのやりがいや、ちゅらデータの魅力について聞きました。
高い技術力と情報感度の高さに惹かれ入社を決意
——田代さんってどんなお仕事をされているんですか?
お客様からの依頼を受け、データ分析基盤の構築やクラウドシフト案件などに携わるチームを技術的に支援したり、ギルドマスターとしてエンジニア向けの技術研修やデータ関連の勉強会を主催したりしています。
——そうなんですね。ところで「ギルドマスター」ってどんな役割なんですか?
「ギルド」というのは、社員なら誰でも参加できる互助グループのような組織です。「データサイエンティストギルド」や「システムエンジニアギルド」など、職能や技術に直結したグループがいくつかあって、参加メンバー同士で知見を共有したり、相談窓口として機能したりしています。私は2023年1月から「データエンジニアギルド」を取りまとめるギルドマスターを務めるようになりました。
——田代さんは2022年9月に入社するまで、大手電気機器メーカーとインターネット広告などを手がけるメガベンチャーにいらしたそうですね。
そうなんです。もともとはサーバーサイドエンジニアだったのですが、2社目のメガベンチャーにいたころから徐々にデータ環境の整備などに携わる比重が高くなって、気がつけば、データエンジニアなことばかりやってるようになっていました。
——前職ではどんなお仕事をされていたんですか?
コンテンツの健全化プラットフォームの構築や、Snowflakeやdbtなど最新技術を活用したデータ分析基盤の立ち上げ、メッセージングサービスやBIツールを使ったデータの可視化などに携わっていました。
——データエンジニアとして一線で活躍していたんですね。ところでなぜちゅらデータに転職することに?
以前からSnowflakeコミュニティーで一緒に活動していたCTO菱沼に声をかけてもらったのがきっかけです。あるとき参加していたリモート飲み会で「転職を考えている」って話したら「うちにこない?」って、誘われたんです。
——入社の決め手は?
菱沼はモダンなデータスタックに対して感度が高い人ですし、ちゅらデータもデータ界隈では技術力の高さで知られる存在です。なので以前から興味はあったんですが、沖縄の会社ですし、リモートワークで働けると思っていなかったので転職先候補としてみていなかったんですね。でも、その少し前にちゅらデータに転職した知り合いが県外リモートでバリバリ働いていると聞いて「コレはチャンスだ」と。それで転職したんです。
——そんな経緯があったんですね。ところで田代さんは普段どちらで働かれているんですか?
自宅のある埼玉で仕事をしています。さすがに4歳と6歳の子どもを抱えて沖縄へ移住するのはハードルが高いので、もしちゅらデータがリモート勤務可でなかったら転職することはなかったでしょうね。住み慣れた場所から好きなデータエンジニアリングに携わることができ、しかも子育てと両立できる。われながらベストな選択だったなって思います。
——たまには沖縄にいくこともあるんですか?
そうですね。会社の交通費補助制度を利用すれば、月に1度くらいの頻度でいけるのですが、実際には案件のキックオフや社内イベントがあるタイミングを見計らって2カ月に1度くらいのペースで足を運んでいます。まだ子どもが小さいので、なるべく家を空けたくないんです。
研修も勉強会も義務ではなく、自分が楽しむために取り組む
——入社直後といまとで仕事内容に変化は?
入ってからしばらくの間は開発に携わる時間が大半でしたが、ギルドマスターになったのを契機に、後進の育成に占める割合がかなり増えました。
——後進の指導にあたる機会が増えているのは、やっぱりシニアエンジニアとしての役割意識からなんですか?
役割意識がないとはいいませんが、あくまでも自分のためにやっているつもりです。せっかく勉強したことをメンバーと共有しないほうがもったいないし、そもそも技術の話で盛り上がるのって楽しいですからね。なので、若手のために何かしなきゃっていう気負いはまったくありません。もちろん研修で講師を務める際にはそれなりに準備して臨みますけれど、社内勉強会に関しては、私が面白いと感じているテーマに反応してくれる人たちと一緒にやっている感じなので、育成ってよりは仲間と一緒に勉強してるって感覚が強いですね。
——エンジニアとして手を動かすほうのお仕事についてはどうでしょう? やっぱりシニアエンジニアなので若手を指導することが多いのでは?
技術的な壁にぶつかっていき詰まっているように見えたら「一緒に解決策を探ろう」って声をかけたり、コードレビューしたりする程度なので指導するって感じじゃないですね。私は場数こそたくさん踏んでいますが、ちゅらデータには若くても優秀なメンバーが大勢集まっているので、開発現場ではあくまでもフラットな関係です。能力と年齢ってあんまり関係ないんじゃないかって思います。
——なるほど。では、案件についても教えてください。ちゅらデータは最先端の大型案件の依頼が多いと聞いています。どんな仕事に携わってきましたか?
業種や目的、規模、難易度はさまざまですが、お客様ご自身が課題をよく認識されておりリテラシーが高い方からの依頼が多い印象です。たとえば「データは収集しているものの迅速な意志決定につなげられていない」とか「データ活用基盤を構築してはみたがいまひとつインパクトが出せていない」とか、具体的かつ明確な目的意識を持たれているケースが多いので、それに応えるエンジニアとしては仕事がしやすいですね。私たちをプロと見込んで依頼してくださるので、非常にやりがいがあります。
——お客様の期待を背負っているわけですね。仕事の上で大事にしていることは?
最近はとくにチームの雰囲気づくりに率先して取り組むようにしています。どんなに優秀なメンバーが揃っていても、状況によってはギスギスしてしまうことってあるじゃないですか。そんなときには努めて明るく振る舞って、安心して発言できるような雰囲気づくりを心がけています。そのほうが生産性も上がりますし、自分としても仕事がしやすいですからね。
——改めてデータエンジニアの魅力を教えてください。
どんな用途のシステムでも根幹を担うのはやっぱりデータだと思うんです。そのデータをどううまく扱うかがデータエンジニアの腕の見せどころなので、データの流れを整え、品質を担保しながら大量のデータをさばく環境づくりに携われるのは楽しいですね。生成AIの急速な進歩を見てもわかる通り、データエンジニアリングの進歩はまさに日進月歩。多様な生命が一気に誕生したカンブリア紀のような状況なので刺激がありますし、常に最先端を走り続けることが求められる世界なのでとても気に入っています。
ちゅらデータには「讃え合う文化」が根づいている
——ちゅらデータにはどんなデータエンジニアが集まっているのでしょう?
会社全体でデータエンジニアは25名ほどで、20代の若手から40代のベテランまで幅広く揃っています。組織階層も深くありませんし、ひとりひとりの志向や希望に合った仕事がアサインされます。年齢や社歴をほとんど意識せず仕事ができる環境です。
——田代さんと同じく子育て世代も多いそうですね。
ええ。子どもを寝かしつけた後、夜な夜な集まって技術的な話や子育ての苦労話に花を咲かせるリモート飲み会を開くことがあっていい気晴らしになっています。公私ともに仲がいいのも、ちゅらデータの特長のひとつかも知れません。
——それ以外で気に入っている、ちゅらデータのいい面について教えてください。
讃え合う文化があるのは素晴らしいと思いますね。ちゅらデータはテキストコミュニケーションが根づいていて、常にSlackでやり取りしているんですが、Slack上でイケてる人にポイントを送り合ったり、社内イベントの場では目覚ましい業績を残した人だけでなく、陰ながら頑張った人を表彰したりと、とにかく人を褒めるんです。仕事は仕事ですから、やって当たり前って考え方もあると思うんですけれど、個人的には人に対して率直に感謝の気持ちを表すのってすごくいいなって思います。お互いにプロとして尊敬し合っているからこそ培われた文化なんでしょうね。
——すっかり、ちゅらデータに馴染んでいるようですね。今後のキャリアについてはどんな見通しを持っていますか?
キャリアについては先回りして考えないようにしています。あまりに変化が速い世界なので、先々のことを考えても仕方ないと思ってて。でも、ひとつこだわりがひとつあるとしたら、エンジニアとしての現場感だけは失いたくないっていうのはありますね。最新の技術トレンドに疎いエンジニアって誰からも尊敬されないじゃないですか。ですから常に一線のエンジニアとして認めてもらえるようなレベルを維持していきたいというのはあります。子育てと仕事の合間に技術ブログを書いたり、技術検証に時間を割いたりするのは大変なんですが、それ自体楽しいことだしやりたいことなので続けていきたいと思っています。子どもたちもすぐに大きくなってしまいますから、いまは子育てを第一にしつつ、仕事と生活の両立を図るのが当面の目標です。
——そんな田代さんにとって、ちゅらデータはどんな会社ですか?
ひと言で表すと「データのプロフェッショナル集団」ですね。社長の真嘉比、CTOの菱沼を筆頭にトップ自ら技術的知見を豊富に持っているので、メンバーの力も自ずと引き上げられるんだと思います。それが、ちゅらデータで働く最大の魅力かも知れません。
——ありがとうございます。最後に田代さんが一緒に働きたい人について教えてください。どんな人にきてほしいですか?
好奇心が強い人ですね。エンジニアが好奇心を失ってしまったら老害一直線じゃないですか(笑)。なので、データに関連するさまざまなテクノロジー領域に網を張って、深掘りできる人と働けたらいいですね。ちゅらでーたは、根っからのエンジニアが活躍できる会社ですし、そういうマインドを持った人が楽しめる会社。データのプロとして力をつけたい人、経験を積んでさらに実力を伸ばしたい人と働けたら嬉しいです。
最後に
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