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2024.08.02社員インタビュー

マルチに役割をこなし、チームを機能させるWebエンジニアの仕事観とは

こんにちは、広報の新崎です。データにまつわるプロ集団として、データサイエンティストやデータエンジニアにスポットライトが当たりがちなちゅらデータですが、その周辺ではWebアプリケーションの受託開発ニーズがたくさんあり、ちゅらデータにも優秀なWebアプリケーションエンジニア達が在籍しています。今回はその中からKitabayashiさんにインタビューさせていただきました。

役割の中で多彩な能力を発揮するマルチプレイヤー

私の場合、担当しているプロジェクトによって役割が変わってきます主要開発メンバーとして実装を担当することもあれば、プロジェクトマネージャー(以下、PM)としてマネジメントを中心にやっているプロジェクトもあります。また、自社サービス開発の場面では、ビジネス系タスクまで担うこともあります。

前職は、受託でWeb開発を行う企業で、EC業界のクライアント様の基幹システムにおける保守作業を担当していました。いわゆるオフショアと呼ばれる体制で、海外のエンジニア15名くらいを束ねてディレクションしていました。当時、コロナ禍の影響で、物流倉庫での人員稼働に制限が発生することもありましたので、倉庫業務中の事務的な作業を省力化できるようなシステム開発などを行ったりしました。

それ以前の職務経歴でいいますと、インフラ技術担当やBIツール開発、業務支援システム開発のPM、官公庁、自治体の事業をシステム化などを経験しました。変わったところでいいますと、携帯キャリア向けの「占い」Webコンテンツを作っていたので、占いの計算ロジックには詳しいんですよ(笑)

前職への入社動機でもあった担当クライアント様の業務が一区切りを迎えてしまったことがきっかけです。最もやりがいを感じていた仕事が終わり、この後どうしようか考えていた時に、かつて別の会社で同僚だったことがある、ちゅらデータCTOの菱沼さんに声をかけてもらったのがきっかけです。

彼を通して、ちゅらデータのカルチャーには魅力を感じましたし、かつての戦友から自分が何を期待されているのかもイメージできていましたので飛び込んでみることにしました。

職場の雰囲気やカルチャーは、入社前に想像していた通りでした。
個性的で技術力の高いメンバーがオープンな雰囲気でお互いを高め合っている環境が自分に合っているなと感じます。

気づいた点でいいますと、若手メンバーの能力がとても高いこと。若手らしく、経験不足の部分がある一方、得意分野に関しては中堅を凌ぐような驚くべき能力を見せる尖ったメンバーが多くいます。
そんなメンバー達が伸び伸びと能力を発揮できる環境は、ちゅらデータの魅力のひとつだと思います。そのうえで、足りない部分を私のような者がマルチに補っていく関係性が良いのかなと個人的に思います。

近年のLLM(大規模言語モデル)や生成AI技術の盛り上がりを受けて、ちゅらデータでもそれらの技術を扱うプロジェクトが増えており、私が担当する仕事も例外ではありません。

直近でいいますと、社内会議の録音音声や録画データから、文章を書き起こして要約し、ナレッジとして蓄積していくことをAIで自動化するシステム開発を、弊社のデータサイエンティスト等とともに取り組んでいます。開発チームの規模感としては5〜6名くらい。チーム内での役割としては、Webアプリケーションの主要開発メンバーとして、現在はCI/CDまわりを担当しています。

前職までは、データサイエンス領域に関わりがありませんでしたので、大量にある関連ライブラリなどをキャッチアップするのは正直大変ではありますが、日進月歩の技術領域に立ち向かうデータサイエンティスト等とともに働いていますと、様々な観点から新たな発見を得られ、刺激的です。

弊社は受託開発が中心ですが、自社サービスとして「文章校正AI」の開発も行っており、私もその開発チームに属しています。
冒頭でも少し触れましたが、自社の開発製品をサービス化するにあたって、インフラ周りや利用規約など、開発や管理系のタスク以外にも整備すべきことが山ほどあります。そのため、法務部門や経理部門といった開発メンバー以外と調整しなければいけません。
しかし、開発チーム内の若手メンバーにはその知見がまだ浅いため、経験のある私ともう1名がいわゆるビジネスタスクを担当し、開発部分を他のメンバーに託すような体制で進めています。
通常のエンジニア業務とは勝手が違いますので大変ですが、自社サービスに対しての思い入れが大きく、やりがいを感じます。

試行錯誤を楽しみ、機能的な快適さを求める性

ゲームは好きでよくやります。「Minecraft 」に工業化 MODを入れたりして遊んでいます。MODとは、Minecraft をより楽しくプレイするための拡張データで、工業化 MODを入れることで電気の概念が加わり、火力発電による施設の自動化や、ものづくりができるようになったりします。

あと10年越しでクリアしたゲームで「テラリア」というのがありまして(苦笑)。こちらは、2D版の Minecraft といった趣がありますが、実はアドベンチャーゲームで「戦闘」がメインという特徴があります。 

最近流行りでプレイしていたのは「バックパックバトル」というゲームで、限られたスペースのバックパックにアイテムを詰め込み、相手プレイヤーよりも強力なビルドを目指すという、整理整頓バトルみたいなやつです(笑)。

きっと「Sandbox系」が好きなんでしょうね。自分がやりたいことをどうすれば実現できるかとか、どうすればより機能的になるかみたいなことを妄想している時間が楽しいんです。

自分ではそれほど変態だとは思っていないのですが(苦笑)、ハマるきっかけは「肩こり」でした。仕事柄1日中キーボードに触れ、さらには仕事が終わってからもゲームでキーボードに触れるわけで、それが酷い肩こりに悩まされる根本原因だと考え、解消したいと思ったのがきっかけでした。

まずは、「分割キーボード」を使いはじめました。右手と左手が離れることで肩幅が開きますので、多少肩の負担が軽減されました。

それだけでは飽き足らず、今度はキーの「配列」が気になりだしました。
例えば、キーボード上を小指でAからQに斜めに移動するとき、移動距離が長く、少なからず「捻り」が生じることで肩に負担がかかります。分割キーボードであってもキー配列が同じである限りこの問題は解消しません。そこで一般的な「ロウスタッガード配列」ではなく、「カラムスタッガード配列(※)」のキーボードを使うようになりました。これでまた少し肩への負担が減りました。

※カラムスタッガード配列:キーボードのキーの配置が縦方向(列=カラム)にスタッガード(ズレている)している配列のこと

最近では手首の捻りまで気になるようになりました。手のひらを下に向けたくなくて、今ではキーボードが立っています。

私、毎月整体に通っているのですが、整体の先生に「キーボードを打つ限り肩が前に出る = 肩への負担は多少なりとも残る」ことを教えてもらったので、今入手しようとしているのが下記のようなものです。なんとこれなら手を下ろした状態でもタイピングができます!(笑)

全体が機能するためにも個を活かす

大切にしていることは、「チームメンバーと適切なコミュニケーションを取ること」です。
なぜかといいますと、プロジェクトを構成している資源の中で、コントロール可能かつ、大きな変化をもたらせる要素が「人」であるためです。その「人」をどう動かすかで、最も効率的にパフォーマンスを挙げられると考えています。そのため、メンバーが気持ちよく仕事ができる状態を、いかにうまく生み出せるかを常に心がけています。

「新しいことや未知なるものに出くわす」みたいな体験は、自分が意識していなくても、エンジニアをやっていればどうせ向こうからやって来ますので(笑)

多様な能力を持つメンバーとともにものづくりをしていく体験は、それだけでとても面白いと感じます。仮に目的が同じようなプロジェクトであっても、メンバーをはじめ、プロジェクトを構成する要素の組み合わせが変われば、その在り方も様変わりするのが興味深いです。

自分がコントロールできない要因によって、予定が狂うときは辛いです。

先程、若手メンバーの話の部分でも述べましたが、ちゅらデータには得意・不得意が極端なメンバーも少なくなく、そういった人たちを「開発の標準化」みたいな仕組みで助けられないかなと考えていて、自分が所属するWebギルド(※)で少しずつやり始めています。最終的にはそれを会社全体に浸透させることができれば良いなと考えています。

※ギルド制度に関する過去記事:https://churadata.okinawa/blog/guild/

ちゅらデータでWebアプリケーションエンジニアとして働くにあたって、アプリ開発に必要なフロントエンド/バックエンドの知識があるのはもちろん、セキュリティ、認証機能、インフラに関する知識もしっかりしている方が求められます。

志向性の部分でいいますと、この先のキャリアで「どういうエンジニアになりたいか」をちゃんと見据えている人が良いです。その方向性次第で、今の仕事のやり方も自ずと変わってくると思いますので。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。様々な業界のトップランナーが集いはじめた成長著しいちゅらデータでは、現在仲間を募集しています。自らがワクワクできることを大事にしている方、常識に囚われずに本質的な課題解決に取り組める方、ぜひ一度採用情報をご覧ください。

この記事は、AI文章校正ツール「ちゅらいと」で校正されています