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2024.11.08イベントレポート

PyCon APAC 2024(at Yogyakarta, Indonesia) 参加レポート

こんにちは、広報の新崎です。去る10月25日~27日にインドネシアのジョグジャカルタで開催されましたPyCon APAC 2024に、ちゅらデータの新卒エンジニアであるyanagiさんがスピーカーとして登壇されました。
4月の入社式では某キャラクターのコスプレで登場し周囲をざわつかせた彼ですが、新卒入社後いきなり国際カンファレンスにプロポーザルを採択されるほどに、実はものすごく優秀なのです。
今回は、そんなクレイジーな活躍を見せるyanagiさんご自身に、開催の模様をレポートいただきました。ぜひご一読ください!

参考:祝!ちゅらデータ 2024年度 入社式

PyCon APAC 2024 とは?

プログラミング言語「Python」とその周辺技術を探求し、議論・実践できる場を提供することを目的とした非営利の年次カンファレンスです。
運営は、アジア太平洋地域における国または地域が主体となり、現在では、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、韓国、香港、ベトナム、日本、台湾、インド、バングラデシュが毎年交代して開催され、2024年の今年はインドネシアで開催されました。

参加にあたり、ちゅらデータはカンファレンスのゴールドスポンサーとして協賛させていただきました。
PyCon APAC 2024公式サイト:https://2024-apac.pycon.id/

セッションの傾向

今回のPyConAPACは、金曜から日曜にかけて行われました。金曜は、ワークショップとしてハンズオンを伴った90分のセッションが4回×2会場開催されました。土日には、午前中に45分間のキーノートが合計3回開催され、昼前から夕方にかけて30分あるいは15分のトークセッションが最大6会場で行われました。
全てのセッションを合計すると80以上にわたります。

インドネシアは非英語圏(街中でも公用語であるインドネシア語が中心)なのですが、参加したほぼ全てのセッションが英語で行われました。

ワークショップではRAG(検索拡張生成)に関連するものが目立ちました。
DAY1に開催されたワークショップ8つのうち2件がRAGにまつわるもので、自分が参加したセッションではRAGに加えてReasoning Engineによって定型プロンプトを選択する機能を組み込んだ上でデプロイするハンズオンが印象的でした。
キーノートでは、プログラミング言語の言語仕様、オープンソースコミュニティの運営における心理学、Pythonコミュニティが与えた影響の3つのトピックに関する発表が行われ、技術的な部分に囚われない様々な視点からの発表が行われました。 

発表の所感

今回私はスピーカーとして参加しました。
案件で実際に関わった会議音声自動書き起こしの高速化を、実例とデモを交えて行いました。
海外学会での発表経験はあるものの、海外テックカンファレンスの参加も発表も初めてだったので、渡航前にリモートで英語が堪能な社員たちへ何度か練習をしました。そのブラッシュアップの甲斐あってか、始まってからはスムーズに発表を終えられました。

質疑応答ではノンネイティブ同士の会話であるため少し手間取りましたが、全体的に好評でした。思い切って入社式で着たコスプレを現地でもやってみましたが、キャラの知名度が現地では低いにもかかわらず「写真撮って!」と何度か言われました。やってよかったです。

また、弊社がスポンサーすることになったため、日曜の夕方に行われたLTにも登壇しました。
そもそも弊社は海外顧客を作る予定もなければ、海外拠点もありませんし、海外社員を雇う予定もありません。
それでもなぜスポンサーしたのかな?と現地の人々が不思議に思っているように見えたので、我々が大事にしている「Be Crazy」を体現するエピソードを中心に話しました。こちらもLT全体の中でも最も盛り上がったのではないでしょうか。

現地の熱気

ジョグジャカルタは湿度が高く、最高気温も33℃前後だったので「あんまり沖縄と変わらないな?」という気候でした。参加者の熱意もこれに負けず劣らず高く、決して流暢とは言えない英語でも積極的に質疑応答に手を挙げる人が目立ちました。まだ具体的な参加者の割合を見ていませんが、例年のPyCon Indonesia参加者の3割以上が学生である傾向は変わっていなさそうですし、技術レベルもまちまちでしたが、その分この3日間で少しでも多くの技術や知見を吸収しようとする姿勢が非常に印象的でした。

オープニング前や昼休み中はバンドの生演奏が行われたほか、スピーカーや参加者に振る舞われた食事もインドネシア料理が中心でとても美味しかったです。またブースで現地の人と話していると「そろそろ礼拝の時間だから離れるよ、ありがとう」といったやり取りもたまにあり、インドネシアならではの要素がてんこ盛りでした。

まとめ

私たちの会社は、社員の成長と学びをサポートする環境が整っており、今回の PyCon APAC 2024スポンサー参加もその一環です。これからも、社員一人ひとりが成長できるよう、さまざまな機会を提供していきます。
また、この現地で共有された知見を少しでも日本国内に還元したいとも考えていますし、自分以外で参加した日本の人と連携して報告会をいずれ開きたいと考えています!

次回のPyCon APAC 2025はフィリピンのマニラで開催されるとのことですので、そちらもスピーカー参加できるようプロポーザルに何を書くか考え中です!

最後に

ここまでお読みくださりありがとうございます。yanagiさんのイベントレポートはいかがだったでしょうか?
ちゅらデータは、社員が積極的に学会やテックカンファレンスへ参加したり登壇できるよう、スポンサー協賛を行ったり参加にかかる費用を負担したりして、活動を支援しています。そんな活動的な社員が集うちゅらデータでは、一緒に働くエンジニアを募集しています。
ご興味があれば、ぜひ一度採用情報をご覧ください。

この記事は、AI文章校正ツール「ちゅらいと」で校正されています。