PyCon JP 2025 参加レポート

こんにちは、ちゅらデータ採用広報のSatoeriです！
今回は、2025年9月に広島で開催された PyCon JP 2025 に現地参加した弊社エンジニアメンバーのレポートをお届けします。登壇・セッション・交流など、熱気あふれる会場の様子を、Webアプリケーションエンジニアのmugiさん、AIエンジニアのyanagiさんが現地からレポートしてくれました。ぜひご覧ください！

PyCon JP とは？

PyCon JPは、日本最大のPythonコミュニティイベントで、Pythonコミュニティメンバーが主体となって運営する非営利の国際的なカンファレンスです。今年は 9月26日（金）・27日（土）の2日間、広島国際会議場で開催され、多くのブース出展やセッションが行われました。我々もエンジニアとして、日々の業務で Python を活用している立場から、「実務で活かせる知見」と「コミュニティとのつながり」を深めるために去年に引き続き今年は弊社から6名で参加しました。

ブース運営

弊社はゴールドスポンサーとして参加し、ブースを出展しました。ブースではちゅらデータの会社紹介や弊社が開発・提供する AI 文章校正ツール「ちゅらいと」の紹介をはじめ、Python を活用したさまざまな課題解決の取り組みについて来場者の方々とお話ししました。ちゅらデータブースでは主に「生成AIを用いた業務データ活用」をテーマにディスカッションを行い、「この技術ならこういう応用もできそうですね」といった意見交換を通して、普段の業務では得られない新たな刺激を受けました。他のメンバーも ROS2 や ORM などの技術トピックで盛り上がったり、インドネシアで開催された PyCon APAC で仲良くなったエンジニアと再会を楽しんでいるメンバーもいました。

セッション

今回のPyCon JP 2025では、多岐にわたるセッションが開催されました。開催当時リリースが間近に迫ったPython 3.14に関する最新情報から、Webアプリケーションのルーティング技術、さらにはAI・LLMを活用した4コマ漫画を対象とした画像認識改善の発表まで、Pythonエコシステムの広い活用範囲を象徴する内容でした。

特に注目すべきは、初の東京以外での開催地である広島を拠点としたデータ分析やPythonコミュニティ活動の事例発表です。データ分析の仕事は他分野以上に東京に集中しやすい中、いかにして広島で活動する価値を創出するか？といったアイデアが満載でした。

キーノートではFastAPIの作者が登壇し、「自分が解決したい事例を愚直に解決し続ける」というメッセージに、自分自身強い感銘を受けました。この言葉は、日々の開発業務における課題解決への向き合い方を改めて考えさせられる、非常に印象的なものでした。

アフターパーティ

一日目の夜にはアフターパーティも開催され、講演者・スポンサー・参加者がリラックスした雰囲気で交流を深めることができました。ドリンクを片手に「このフレームワークの選定どう思う？」といった雑談をし、技術選定のヒントを得ました。（話題はいつの間にか Python を飛び越えて C# にまで発展していました！笑）トレンドである AI コーディングに関しても意見交換でき、最新の技術に対して他社の方とディスカッションできる良い機会となりました。さらに偶然にもキーノートを担当されたFastAPI 作者、 Sebastián Ramírez (セバスチャン・ラミレス) さんと直接お話しする機会がありました。（業務で FastAPI を利用しています！）OSS 開発におけるモチベーション維持や、国際的なコントリビューションの進め方について教えていただき、エンジニアとしての視野が一段と広がりました。

まとめ

今回の PyCon JP 2025 参加を通じて、技術知見のアップデートだけでなく、「コミュニティに属して対話する価値」を改めて実感しました。ちゅらデータとしてブースを通じて発信する側に立ちつつも、セッションや参加者同士の対話で多くの学びと刺激を得ることができました。来年もまた PyCon JP に参加し、Python コミュニティとともに自分も成長を続けていきたいと思います。