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2025.03.25イベントレポート

言語処理学会第31回年次大会(NLP 2025) に参加してきました

こんにちは、ちゅらデータのデータサイエンティストの北岡です。

日本で自然言語処理(NLP)の最先端技術と研究の発表の場となる、言語処理学会第31回年次大会・NLP2025 にゴールドスポンサー企業として参加いたしました。今年は長崎の出島メッセ長崎で開催され、歴代で最も参加者(2248人)と発表者(777人)、スポンサー(103団体)が集まった大規模な回となりました!

NLP2025とは

NLP2025は、最新のNLP技術、研究成果、産業応用に関する講演、ワークショップ、パネルディスカッションが行われる学会です。大会スローガンは今回はまさかのなし!思い切りがいいですねぇ〜。

今回の大会規模は先ほど触れたように過去最高となっておりまして、それに伴い常時7セッションが並列で8:30から夕方ごろまで続いているという状態でした。私自身8:30〜のポスター発表だったのですが、小学生の登校のような時間にフレックス勤務で腑抜けた体が起きられるか大変心配でもありました。

スポンサー活動・ポスター発表

スポンサー活動としましては、ゴールドスポンサーで登録させていただきました。偶然、我々もサスティナブルなスポンサーを目指しておりましたので、ブースもスポンサーイブニングの告知もなく、スポンサーイブニングポスターゾーンに私のポスター1枚を貼るという強気の姿勢で臨みました!

とはいえ、ちゅらデータとしてはつい最近リリースしたばかりの文章校正サービス「ちゅらいと」をしっかりアピールせねばなりません。せっかくの機会ですので、急遽名刺大のカードを作成し、今回の参加メンバー5人で各自配布することで広報活動を行いました。

▲急遽作ったカード

私個人はちゅらいとでの研究を元に「BART 文章校正モデルにおけるコピー機構の有用性の検証」という内容で、3/11(火)8:30〜のポスターセッションで発表をさせていただきました(過去のブログより)。朝早い時間にも関わらず多くの方に来ていただけて大変嬉しかったです!
細かい内容は割愛致しますが、オンプレでBARTを用いたのでそこを面白いと思ってくださった方やこれからコピー機構を用いて色々やっていこうとする方、同じような文章校正の研究をしている方などが来てくださいました。

▲ポスター発表をする北岡(左)

印象に残った発表

今回のセッション全体を見ると、LLMやVLM、エージェントといった今流行りの内容が目立った印象です。私個人としては、LLM内部のメカニクスや意味理解に興味があったのでそちらのセッションに多く参加しました。それ以外にも、チュートリアルで計算言語学が取り上げられたり、人文のセッションでは日本語テキストを近世〜現代で分析する、はたまた招待公演では方言をLLMで生成させる研究といった、様々な分野が取り上げられており、初めてNLP学会に参加した身としては驚かされました。

まとめ

今回NLP2025に参加できたことで、私自身非常に刺激を得ることができました。発表もそうですが、他の企業の方や学生の皆さんとの交流ができたことが一番の成果であると感じます。この場を借りて、NLP参加に協力してくれた弊社社員とNLP実行委員・参加者の皆様にお礼を述べたいです。ありがとうございました!

最後に、様々な業界のトップランナーが集いはじめた成長著しいちゅらデータでは、現在仲間を募集しています。自らがワクワクできることを大事にしている方、常識に囚われず本質的な課題解決に取り組める方、ぜひ一度採用情報をご覧ください。NLPerのみなさん、カジュアル面談だけでもどうぞ。

この記事は、AI文章校正ツール「ちゅらいと」で校正されています。