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2022.10.31カンファレンス

データ分野のエキスパートが集結「Chura DATA Tech Conference 2022」を開催しました。

こんにちは、ちゅらデータ広報の新崎です。
去る10/22(土) 沖縄産業支援センターで、弊社主催によるデータビジネステクノロジーの最新動向を伝えるイベント「Chura DATA Tech Conference 2022」を開催しました。

ちゅらデータでどのような技術スタックが用いられているか気になっているエンジニア職の方はもちろん、データビジネス業界に注目している他業種の方々、今後エンジニアを目指す学生の方々まで、会場は多くのお客様の熱気で埋め尽くされました。

データ業界の勢い!を伝えたい

いまデータ業界はとてもホットなビジネスです。AI・データ利活用の重要度が増す中で、それを支えるエンジニアリング技術も急速に進化しています。Chura DATA Tech Conference 2022では、データ分野のエキスパートを集めて、具体的な仕事内容からトレンド技術、今後の業界展望まで様々なトピックスをお伝えすることを目的に企画しました。このイベントを通じて、データ業界の勢いを体感していただけたのではないかと思います。

ここで改めて Chura DATA Tech Conference 2022 がどのようなイベントだったかをダイジェストで振り返ります。カンファレンスは、6つの登壇発表(各20分)と1つのパネルディスカッション(1時間)、そして自由参加の懇親会という構成でした。

講演1: モダンアーキテクチャ 〜ウィッシュじゃないよ、データメッシュ

ちゅらデータ株式会社 ジュニアデータエンジニア 兼城 大

最初の講演は、データエンジニアとデータサイエンスの二刀流で活躍する兼城による、新たなデータアーキテクチャ(データ分析のためにデータを収集加工する仕組み)として注目のデータメッシュ(データを相互利用できるようにした上で、複数の拠点にデータを分散して保持する仕組み)をテーマに扱った発表です。今後とても重要になってくる概念でありながら、まだ国内では日本語訳された情報や文献が少ないのが現状であるこの話題を、とてもわかりやすく噛み砕いて解説していました。その点でとても貴重な発表だったと思います。


講演2:データエンジニアとしてちゅらデータで働くことになった

ちゅらデータ株式会社 シニアデータエンジニア 田代 学

2番手は、大企業やメガベンチャーでの活躍を経て2022年9月にちゅらデータにjoinしたばかり、埼玉県からフルリモートで活躍しているシニアデータエンジニア田代 が、近年急激に需要が増すデータエンジニアという職業をわかりやすく解説してくれました。なぜ今データエンジニアが必要なのか?データサイエンティストとの関係性は?モダンデータスタック(現代のクラウド環境化にふさわしい設計とコンセプトに基づく柔軟で新しいサービス・ソフトウェア群)とレガシー環境の違い、どんな能力を活かせば他のエンジニア職からデータエンジニアに転身できるか?などなど、新しくてまだあまり一般に浸透していないデータエンジニアという職種の解像度を上げてくれる素晴らしい内容でした。


講演3:BIエンジニアとして大事な4つのこと

ちゅらデータ株式会社 シニアBIエンジニア 福田 三佳

3番手は、BIツールTableauのスペシャリストとしてDATA Saber など数々のTableau関連資格を有し、JTUG を始めとする多くのユーザー会・コミュニティで Tableau 普及に尽力、その功績を讃えられ Tableau Next 2022 や Tableau Ambassador 2022 に選出されるなど、名実ともに日本を代表するTebleauの伝道師・福田が、BIエンジニアが大切にしている心得を伝授させていただきました。問いとの向き合い方という、技術職に限らず全てのビジネスパーソンに通じる普遍的な学びを得られる内容だったと思います。


講演4:システムエンジニアに花束を

ちゅらデータ株式会社 ミドルシステムエンジニア 宮城 将伍

4番手は、SIer出身でちゅらデータきってのオールラウンダー・宮城が、システムエンジニア(SE)のキャリア論を語りました。近年バズワード化しているDXの話を皮切りに、一般的には勘違いされがちなDXの本質と、SEという職業の本質は「顧客起点の価値創出」という点において同じと説き、技術の進化に合わせて時代ごとに変化してきたSEが担う役割の変遷や、宮城がこれまでちゅらデータの案件で培ってきた技術、これからのシステムエンジニアに求められる新たなスキルなどの話題を交えながら、世の中で活躍するSEの勇姿を讃える講演内容に心を熱く揺さぶられた方も多かったと思います。


課題5:ちゅらデータにおけるデータサイエンティストの仕事

ちゅらデータ株式会社 ミドルデータサイエンティスト 神野 光太郎

5番手は、データ業界の花形職種を代表して神野がデータサイエンティストの仕事内容を語りました。お客様の秘匿性を伴う大切な情報を扱うお仕事なので周りから成果物が見えづらく、いま注目の職種でありながらその仕事の詳細は謎に包まれていることが多いので、興味をもたれる方が最も多い講演の一つだったかと思います。近年ではDX人材の育成に力を入れる企業が多く、それを支援する「分析研修」「AI活用アドバイザリー」といったニーズも拡大しており、主にその分野の仕事の実態をお伝えしていました。市場の分析も交えつつデータサイエンティストらしさが見られる発表内容でした。

登壇資料公開準備中
https://churadata.connpass.com/event/259739/presentation/


講演6: WebXR技術をめちゃくちゃ流行らせるために、ちゅらデータが取り組んでいること

ちゅらデータ株式会社 ジュニアWebXRエンジニア 米須 諒

6番手は、これまでの登壇者とは毛色の異なる職種のWebXRエンジニアの米須が登壇しました。AI・データ分析事業のイメージが強い ちゅらデータですが、実はVRやARといった分野のWebアプリ開発案件まで取り扱っていたりします。XR技術はどんどん発達するものの、一般的にはまだとっつきにくく浸透が浅い分野ですが、スマホへのアプリダウンロードが不要でブラウザだけで気軽に体験できるWebXRはXR技術全体を盛り上げるためにも重要と米須は説きます。利用者には扱いやすいが、作る側には制約が多く実装難易度が高いこの分野でいかにして工夫しているか、そのクリエイティブ魂が伝わってくる熱い講演でした。


スペシャルセッション「データエンジニアリング最前線」

最後のコンテンツは、データウェアハウスのSnowflake社から2021年 DATA HERO OF YEAR に選出されるなど、日本で有数のデータエンジニアである弊社 CTO (兼 DATUM STUDIO株式会社 執行役員) 菱沼をモデレーターを努め、田代・福田・兼城の3名をパネリストに迎えた1時間のスペシャルセッション「データエンジニアリング最前線」が行われました。軽いアイスブレイク的質問が飛び交った後、下記のようなテーマを議題にディスカッションが行われました。

  • 世の中のデータ活用の状況は(過去・現在・未来)?
  • 最近注目している技術・製品とその理由は?
  • データ基盤でデータから価値を取り出すのを妨げているものとその解決法は?
  • どんな人がエンジニアに向いている?
  • データサイエンティストのことどう思う?
  • データの仕事しててよかったって思うことは?
  • みなさんが考えるちゅらデータとは?
  • 他のエンジニア職の方がデータエンジニアに転身したいとき何から始めれば?

三者三様の回答もあれば、肝心なところは共通のビジョンでつながっていたり。軽快で楽しいトークの中にも熱のこもったメッセージがちりばめられていて、さすが最前線で活躍する3人だと思わずにはいられないセッションでした。

このあと会場では1時間程度の懇親会が行われ大いに盛り上がりました(打ち上げの2次会までご参加下さった方もいましたね)。ご来場頂きました皆様誠に有難うございました。是非また次の機会にお会いしましょう!


◎イベントの資料は Connpass にてまとめております
◎ちゅらデータで働くことにご興味がある方、まずは カジュアル面談 をしてみませんか?


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